用語 |
説明 |
解説 |
TAP(BALL TOUCH) タップ (ボールタッチ) |
主に体重の移動をせずにタップス (タップチップ)のボールの部分で 床に触れる、または叩く事。 |
全ての方向に使われボール以外にもヒール、トウ等で 呼ばれる事もあるが、ここではボールタッチの意味で 使い分けたい。(ヒール、トウで使うときには前後に HEEL,TOE,と付く事が多い) |
STEP ステップ |
ボールの部分で体重の移動が 行なわれるもの。 |
簡単に言うとかかとを上げて歩く事 |
BRUSH ブラッシュ |
ボールの部分で床を蹴る事。 |
蹴る方向によって、フロント・バック・サイドと 使い分ける事もある。特にバックブラッシュの事を スパンク(SPANK)と言う事もある。 |
SHUFFLE シャッフル |
フロントブラッシュをして バックブラッシュをする事。 |
サイドで行なう事もある。(あらゆる場所で行なう) 英語で言うと”シャッホー” |
PLANE TAP プレーンタップ |
要するにタップの始めということ。 だけど一般的にシャッフル、ステップの事。 単にリズムの取り方から三連と 呼ばれる事がある。 (リズムの取り方は三連だけではないのだが・・・) |
”タップの基本はこれからだ”とよく言われるステップ。 ステップの置くところにアセントをつけたり、 アクセントを付けずにきれいに踏んだり、 使い方は様々だがスタジオによってはどちらかに 統一されている場合が多い。 そういうことではなく、何でもできるようにして欲しい。 |
SLAP スラップ |
ブラッシュ、タップの事。体重の移動が 行なわれない。 |
基本的にその場で行い、体重の移動がないので また、同じ足を使える。(逆の足を使うこともできるが) |
FLAP フラップ |
ブラッシュ、ステップの事。 体重の移動が行なわれる。 バックフラップと使い分ける意味で フロント・サイドの動きを伴うもの。 さらに細かく分けてフロントフラップ、サイドフラップと 分けられるがそこまではせず、ここではフラップと バックフラップの2つに使い分ける事にする。 |
体重の移動を行なうので、走ったり(ランニングフラップ) 次に逆の足を使いやすい。(もちろん同じ足もつかえるが) スタジオによって体重の移動にかかわらずスラップか フラップかのどちらかで統一しているところがほとんどで、 ちゃんと使い分けているところはあまりなく、 また使い分ける事で生徒さんが混乱するおそれも あるので個人的にはいいと思う。ただし、傾向として 日本ではスラップ、アメリカではフラップと 呼ぶ事が多い。(もちろん全てではない) |
BACK FLAP バックフラップ |
バックブラッシュ(スパンク)、ステップの事。
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フラップしながら後ろに下がるのとは違い あくまでもバックブラッシュを行なう。 日本ではホールとも呼ばれている。 フラップとバックフラップをうまく使い分けられるように。 |
HOP ホップ |
片足で跳んで同じ片足で降りる事。 ボールの部分で行なう。 |
ホップをうまく使えるために飛んで降りるのではなく 自分の意志で強く打つ事が出来なくては。 |
HAMP ハンプ |
飛び方は様々だが、下りる足がスタンプで 行なうもの。 |
要するにスタンプの事。(ホップ、リープ、ジャンプと同じで 飛ぶ動きを表す)古い用語で現在は あまり使われていない。特にハンプと言わず、 単にスタンプと言っている。 |
LEEP リープ |
片足で跳んで反対の足に降りる事。 ボールの部分で行なう。 |
日本の用語ではこれをジャンプと呼ぶことがある。 音的にはステップ! |
LAMP ランプ |
LEEPの動きで下りる足がスタンプ。 |
〜(A)MPと付くとスタンプで降りる事を指す。 う〜ん、実に日本人的な解釈・・・・・。 |
JUMP ジャンプ |
両足で飛んでどちらか一方の足(または両足) に降りる。ボールの部分で行なう。 |
ホップ・リープ・ジャンプはあくまでも飛ぶ動きの事で 全て単にステップといっても間違えではないが 動きを分かりやすくするためにあえて使い分けをしている。 |
DIG ディグ |
床に突き刺す事。DIGには掘る、削るなどの 意味がある。 ヒールで行なう場合はヒールディグ。 ボールで行なう場合はボールディグ。 |
動作の終りがすばやく引っ込めるというものと 床に置いて(はなさず)終わるというものがある。 床に置いて体重がかかるとヒールステップになって しまうので微妙な事だがすばやく引っ込めるものだと思う。 |
DROP ドロップ |
ヒールを床に付けたままボールを 持ち上げてボールで打つ事をボールドロップ。 反対をヒールドロップ。 |
ヒールかボールの片方を打つもので必ずどちらか 一方は床についている。アクセントの付け方は様々。 |
STAMP スタンプ |
足の裏全部で床をたたく事。体重の移動がある。 打った足が床に残っていて 音のアクセントになるもの。 |
はんこのスタンプを思い出すと覚えやすい。 正確にスタンプをすれば必要以上に力をいれて 強く踏む事はない。 |
STOMP ストンプ |
足の裏全部で床をたたく事。体重の移動がない。 打った足が上がっている。音のアクセントになる。 |
うまく使いこなせると音の幅が広がる。ブラッシュでも スカッフでもない音。 |
STOMPLE ストンプル |
ストンプをした後でバックグラッシュを行なう。 |
スカッフルになりやすいのでちゃんと ストンプで打てるように。 |
STAND スタンド |
各部位で立つ事。トウスタンド、ヒールスタンド、 ボールスタンドなど。 |
片足での事を指す場合もあるが、ステップとの区別を つける上で両足で行なうものとする。 |
CHUG チャグ |
ボールを前へ押し出す感じでヒールを上げて (ボールは床から離さず)ボールを少し 滑らせてからヒールドロップを打つ。 片足でも両足でも行なわれる。 |
ヒールドロップを打つ前に、前へのボールの移動を 伴うもので約3インチ(7.5cm)と言われるがあまり長さが 重要ではなく移動する事が大事なようである。 |
SLAM スラム |
片足のボールでひざを伸ばして上〜下にたたきつける 動き。両足で行なわれる事もある。 |
ボールでもっとも強く音(アクセント)を出せるもの。 ラフに打ち鳴らすとカッコイイ・・・。 |
DRAG ドラッグ |
片足で立ち、もう一方の足を床から離さずに 引き寄せる動きの事。こする音がかすかにあるが これは動きの事で音のことではない。 |
あたりまえだが足のスタンスがある程度なければ 行なわれない。足の閉じた状態の時には出来ない 動きである。ドロー(DRAW)と言う時もある。 |
GRIND グラインド |
かかとを軸にボールを持ち上げて ボール部位(つま先)を左右に動かす。 |
音ではなく動きの事で、これを上手く使う事で 足の見せ方が広がり、動きが大きく見える。 ここでは特にヒールグラインドについて・・・。 |
SCUFF スカッフ |
ヒールの部分で蹴る事。 ボールで蹴ればブラッシュ。 |
ボールで行なわれる事はヒールでも行なわれる。 タップやステップの事をヒールではヒールタッチ、 ヒールステップと呼ぶ事もある。 |
SCUFFLE スカッフル |
スカッフにバックブラッシュが入ったもの。 |
〜フルと着くとバックブラッシュが入る。 |
RIFF リフ |
ブラッシュ、スカッフの事。 |
トウ、スカッフという事もあるが細かな部位的にはブラッシュ だと思う。ただしボールの事を”トウ”と呼ぶ人もいるので その違いだと思う。(ボールの部位をさらに使い分けて 特に先の方をトウと言う事も稀にある) |
RIFFLE リフル |
リフにバックブラッシュが入ったもの。 |
3つの音が出る事からサードと呼ぶ事もある。 |
CLICK クリック |
ボールどうし(ボールクリック)、または ヒールどうし(ヒールクリック)をぶつけて音を出す。 |
空中に飛んでヒールどうしを打つ事を”ベルキック”と呼ぶ。 タップスどうしをあてて”カチ”と打ち鳴らしたい。 |
CLIP クリップ |
反対足のボールとヒールをぶつけて音を出す。 |
クリックもクリップもアイリッシュの木靴で行なわれて いたものが始まりで、タップスがまだない時代のステップ なのだが、現在タップスがある以上あてていきたいなあ。 |
BUFFALO バッファロー |
Rでフラップ、Lでシャッフル、ステップを行なう。 その際にLのステップをRの足の後ろに置き、 足に動きをつける。もちろん反対足もある。 |
最初のフラップをステップだけで行なう動きもある。 主に横に移動する時に使われるもので、ボードビルなどで 袖にはける時によく使われたらしい。 |
DRAW BACKS ドローバックス |
Rで後ろにステップをして(ヒールは着かない) 前に残されたLでバックブラッシュ そしてRのヒールディグの3音で 次に反対の繰り返し。 打ち始めはどこからでもよい。 |
後ろに下がる事からバックステップと呼ばれているもの。 必ず1つのステップが終わると同時に次の準備 (Lのかかとに体重を乗せてボールを持ち上げて置く)が とても大切。全てのステップに言えることだが・・・。 |
CRAMP クランプ |
アクセントの強いヒールドロップを行うこと。 |
これにボールが加わったものがクランプロール。 ロールとは基本的に連続した動きが続く事を言う。 |
CLUNK クランク |
靴の内側または外側のボールヒールを打ちおろすこと。 |
2つに分けたり、同時に鳴らしたりする。 |
SLIDE スライド |
靴を床につけたまま様々な方向に滑らす動き。 |
あくまでも動きのことで音はでないが
床が凹凸であれば滑らせて音を出すこともある。 |
CRAMP ROLL クランプロール |
基本形はRステップ、Lステップ、,Rヒールドロップ、 Lヒールドロップ。もちろん反対足もある。
ももをケイレンさせながら4つの音をすばやく打ち鳴らす。 |
Rステップ、Lステップ、Lヒールドロップ、Rヒールドロップ またはRステップ、Rヒールドロップ、Lステップ、 Lヒールドロップなど、これらも含めてもクランプロールと 呼ぶ時もある。 |
FAKE CRAMP ROLL フェイク
クランプロール |
基本形はRステップ、Lステップ、Lヒールドロップ、
Rヒールドロップ。もちろん反対足もある。 |
一瞬で4つの音を出すのでどのパターンで踏んでいるか 見分けにくいが、次の動きに二度足にならないように 使い分けるのが普通である(強引に踏んでいる人も多いが)
CHANGE CRAMP ROLL / ALTERNATING CRAMP ROLL
とも言う。 |
PRESS CRAMP ROLL
プレス クランプロール |
基本形はRステップ、Rヒールドロップ、Lヒールドロップ。
もちろん反対足もある。 |
体重移動がないため素早く打つことができる。
クランプロールと違い音が1つ少ないため、
しっかり聞き分けて使うことが大切。 |
BROADWAY ブロードウェイ |
基本はRフラップ、Lヒールドロップ、Rヒール
ドロップ、Lバックブラッシュ、Rヒールドロップ、
Lトゥ、Rヒールドロップ 反対も。 |
最初のLRがスタンプになったりなど様々な バリエーションがある。アレキサンダー、 シャーリ−テンプルと呼ばれることもある。 |
TRENCHES トレンチス |
ステップとしてはRL交互に前後の動きをして
入れ替えるときにスライドするもの。
横で入れ替えて行うものもある。 |
通常よくトレンチ、と言っているもの。 フーファースタイル(横スライド) ブロードウェイスタイル(手も使い前後大きく) |
BOMBERSHAY ボンバーシェイ |
様々なバリエーションの総称で、 主にヒールグラインド(GRIND)などの コンビネーションが多くみられる。 |
スージーQといったステップも含まれる。日本のタップ界 でもよく観られるのでただ今違いを調べています。 |
SUSIE-Q スージーQ |
Rの足の前にクロスしてLをスタンプして、同時に 手を握り横に動かす(スウィングする)。 反対も同じ。1937年に流行ったダンス。 |
ヒールグラインドを使って、手とつま先が反対方向に なるように動かす。 |
CINCINATI シンシナティ |
Rホップ、Lシャッフル、ステップ、(同じ足で) Lホップ、Rシャッフル、ステップ。 ホップがヒールドロップのバリエーションもある。 |
後ろに下がりながら行なうバリエーションの1つ。 応用などではいくつかのステップが増えて来る。 |
PADDLE and ROLL パドルエンドロール |
片足でヒールディグ、バックブラッシュ、ステップ、
ヒールドロップの4つの音を出し、左右交互に行なう。
またヒールドロップから打ち始めることもあり、その際は
2つ目のヒールディグをスカッフに近い打ち方に
変えた方が良い。このようにアクセントの付け方で
かなり違うように聞こえる。 |
パドルとだけ簡単に言ってしまう事がよくあるが パドルとは片足でヒールディグ、バックブラッシュを 続けて行なう事。 |
IRISH アイリッシュ |
Rシャッフル、Lホップ、Rステップの4サウンドの組み合わせ で左右交互に行なう。 |
ステップから始める場合もあり左記の組み合わせの総称 最近では”リバーダンス”でよく使われている。 アイリッシュダンスからの流れで付いた名前。 |
THIRD(SLURP) サード(スループ) |
足の力を抜いてステップ、ヒールドロップ、ボールド ロップを続けて行なうこと |
1アクションで3つの音を出すものの総称でRIFFLEやSLURP などの事を指す場合にも使われる。ここではSLURPの 意味として使い分けをしたい。 |
PULL BACK プルバック |
ホッピング(音のことではなく、飛ぶ動作の事)、 バックブラッシュ、ステップの事。 ピックアップ(PICK
UP)とも言う。 両足・片足・左右のずらしたもの、入れ替えるもの 等、バリエーションは様々。 |
厳密な使い分けでは床に靴の裏全体を置いた 状態(スタンプ)からかかとに体重を乗せてボールを 少し浮かした状態からバックブラッシュ、ステップを するものとは違う。あくまでもホッピングという 動作が入るのでヒールアップをした状態で行なう。 GRAB
OFF(グラブオフ)とも言う。 |
MAXIE FORD マキシーフォード |
Rスタンプ(ステップ)、Lシャッフル、 Rバックブラッシュ(ホッピング、バックブラッシュ) Lステップ、Lヒールドロップ、Rトウ(Lの足の外側で) の事。反対足もある。あくまでも様々な バリエーションの1つ。ヒールドロップがあったり、 なかったり、トウの後だったり・・・・・。 |
日本ではジャックナイフと呼ばれているもの。 このステップはマキシー・フォードさんが考えた バリエーション。日本ではナイフの種類でジャックナイフ というものがあり、ナイフを閉じる動きが似ているので そう名づけられた。ナイフのように鋭く一瞬で・・・・。 ボードビルの時代に出来たコンビネーション。 |
FOUR STEP フォーステップ |
シャッフル、ステップ、ヒール。パドルロール。 スタンプ、ステップ、ステップ、ステップ他。 同じようにファイブステップ、シックスステップ・・・等ある。 |
特にこれといったステップの用語ではなく、 4つの音を出すものの総称である。 |
WING ウィング |
サイドにこするようにして足を持ち上げ、 バックブラッシュ、ステップ。 シャッフルウィング(ホッピング、シャッフル、 ステップ)、ファイブウィング(片足で着地をせずに 2回続けて行なう)等もある。 |
プルバックと同様なバリエーションがある。 この用語は日本でもアメリカでもさほど変わらぬ解釈なので (口で説明のしにくいもの)、先生に聞いてみよう。 シャッフルウィング、ファイブカウントウィングなど。
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